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会員No.4 野杁育郎(のいり いくろう)

(株)せのや 代表取締役社長 
昭和23年3月29日生
大阪府出身 A型

地元の精華小学校、南中学校から大阪府立夕陽丘高校を経て、早稲田大学文学部演劇選考を卒業。高校時代から「放送関係」の仕事を志すが、地方の新設局への内定を辞退して、大阪ローカルの総合雑誌「オール関西」入社。編集部次長にて退社して実家の、江戸時代創業の文具店を継ぐ。ファンシー、バラエテイと取扱商品、業態をかえて今は「大阪みやげ専門店」を展開。
趣味:音楽・演劇、それにまち歩きとB級グルメ探索。
大阪の元気発信に奔走。「なにわ名物いちびり庵」の屋号で、大阪みやげの専門店を6店舗展開。異業種ネットワーク「なにわ名物開発研究会(平成8年設立、会員約100名)の代表幹事として、大阪の元気発信に奔走している。「いちびり精神」をモツトーに、「大阪のよさ・魅力」を、おみやげ商品の開発をつうじて実践していことをめざして、多くのメーカー、クリエーター、文化人、行政関係者らの大阪を愛する熱き思いの方々とのネットワークが当社の強みである。
「大阪人のイメージが、セカセカしていてワテがワテがという感じで、あつかましいように受け取られているのには、ちょっと引っかかりがあるんです。ほんとは『はんなり』と『いちびり』が大阪人。陽気で華やかなで、遊び心に長けているんです」
 400年前から大阪のミナミの地で商売を続け、現在の戎橋では明治の頃より店を出す――そんな家を継いでいる彼がいうのだから説得力がある。理屈じゃない。皮膚感覚というよりも、DNA感覚で語っているのだ。彼のイメージにある大阪人は、浪花千栄子さん。大塚製薬の「浪花千栄子でございます」と語りかけるオロナインのテレビCMが懐かしい人も多いだろう。彼のいわんとする大阪人が、わかりそうな気がする。
 これだけ大阪にこだわりを持っている野杁育郎だが、大学は東京の早稲田。マスコミの道をめざしていたからだ。就職時はアナウンサーを志望している。残念ながら、それはかなわなかった。「いくつかの東京にあるキー局や大阪の局では最終面接まで進んだんですが…」。最終面接に残るだけでも、すごい。現在は何万人に一人の確率だが、30年以上前でも分母は万に近い数字だ。
 学校を出てからは、関西で編集の仕事に携わる。「結婚もあって、実家の仕事に戻りました。当時は紙文具を主体にした店でしたが、自店の数字や業界、消費者動向など、いろんなデータを分析してみると、このままでは将来的に芳しくないという結論になり、すでに扱っていたルームアクセサリーや工芸品の延長線上にあったファンシー・バラエティショップへの転換を図ったのです。これは私が社長になる前のことですが、分析をし方向性を決めたのは私でした。データをとるのが好きなんです」。そして社長に就任後、多店舗展開を推進する。
 バブルがはじけ、ファンシー・バラエティの業界もかつてのような勢いがなくなると、彼は新しい模索を始めた。小売業は変化対応業だといわれるが、老舗の店屋に生まれ育った彼のDNAも、変化に対して敏感に反応し活発に動き出したのである。もちろんそのきっかけは、データがもたらしてくれる情報にあった。
 結論は、「大阪のまちおこしと、自分の事業をリンクさせる」こと。すでに昭和50年代の前半には「大阪をあんじょうする会」に入り、大阪の活性化に取り組んでいた。そんな活動を通してたどり着いたのが、なにわ名物の商品開発も含め、新感覚の大阪観光みやげを販売する事業である。ファンシー・バラエティからはもちろん撤退。新規事業は平成5(1993)年に立ち上げ、ミナミ地区を中心に現在多店舗化を図っている。
「現在で6店舗。ミナミでは500〜600mの距離に5店舗あります。おかげさんでヒット商品もいくつかできまして『なにわのたこ焼ききゃんでぃ』なんかは、8年目になるロングランですわ。大阪らしいミナミという地域から生まれたアイデアやから、寿命の長い商品になったんやと思います」
 彼は自分の事業だけでなく、大阪の活性化には以前にも増して心血を注いでいる。平成14(2002)年には地元まちづくり会社「株式会社道頓堀スタジオジャパン」の第二代社長に就任、15年からは「大阪の都市集客・まちブランド事業」に参画。彼の出身校でもある戎橋商店街に面した「精華小学校」(現在は廃校)のリノベーションにも携わっている。彼のフィールドは、どこまでも大阪なのだ。
社 名 株式会社せのや


事業内容 大阪名物・観光みやげ専門店・茶房の経営
なにわ新名物の企画・開発、小売・卸、通信販売
なにわ名物ショップ・催事の企画・運営・コンサルティング
都市型集客産業ビジネスの企画・立案・コンサルティング
所在地
大阪市中央区難波1丁目7番2号
TEL 06-6211-0685: FAX 06-6211-0686
創 業 昭和49(1974)年
代表取締役 野杁育郎
資本金 1000万円
従業員 66名
売上高 5億4000万円
取引会社 パルコンサルタンツ株式会社(大阪市中央区)
イートレックジャパン株式会社(大阪市中央区)
有限会社なにわ創信舎(大阪市中央区)
HP 株式会社道頓堀スタジオジャパン(都市型集客観光ビジネス・まちづくり)
有限会社なにわ創信舎(地域ブラント総合研究所)
通販 
http://www.naniwa-meibutsu.com/miyage/
「なにわ名物開発研究会」
http://www.naniwa-meibutsu.com